学習塾フランチャイズの厳選おすすめ8選!評判や失敗しない選び方
学習塾を開業しようとした際、個人ではなくフランチャイズで検討している人もいることでしょう。
しかし、フランチャイズといっても様々な種類があり、いざ開業しようとしてもどれを選んだら良いのか悩んでしまうものです。
この記事では、学習塾をフランチャイズで開業しようとしている人に向け、厳選したおすすめフランチャイズ8選を評判とともに紹介していきます。
失敗しない選び方も解説していくため、学習塾の開業を検討している人はぜひ参考にしてください。
- 学習塾フランチャイズの種類
- 学習塾フランチャイズの厳選おすすめ8選
- 学習塾フランチャイズの選び方のポイント
- 学習塾フランチャイズのロイヤリティや費用
- 塾起業でフランチャイズを選ぶメリット・デメリット
- 学習塾を開業するまでの流れ

学習塾フランチャイズは3種類
学習塾フランチャイズは数多くありますが、主に「補習塾」「進学塾」「映像授業塾」の3種類に大別することができます。
ここでは、学習塾フランチャイズの3種類それぞれの特徴について解説していきます。
補習塾は安定しており初心者におすすめ
補習塾は、学校の授業で理解が不十分な部分を補うための塾で、基本的に学校のカリキュラムに沿った指導を行う塾で、以下のような特徴があります。
- 生徒の苦手な科目や単元にフォーカス
- 個別に弱点を克服させることが目的
- 学校の授業を基盤としながら進めるため、進度も比較的ゆっくり
- 生徒が無理なく理解を深めることができる
また、成績向上や学校の授業についていけるようにしたいという保護者からの需要が高く、安定した集客が見込めるのも補習塾のメリットです。
単価は高くありませんが、受験期だけ通う進学塾とは異なり、長期的に通うことが見込めるため見込められるため収益も安定させやすい特徴があります。
進学塾は高収益だがブランド選びが重要
進学塾は、難関校や上位校への進学など、受験を控えた高校生や浪人生を対象としている塾で、以下のような特徴があります。
- 学校の授業内容を超えたレベルの高いカリキュラムを提供
- 中学・高校・大学受験などへの合格のために戦略的な学習を行う
- 進学意欲が高い生徒やその保護者からの支持が厚い
- 受験に必要な知識を効率よく身につけさせる
- 単価が高収益
進学実績が評判を左右するため、フランチャイズを選ぶ際には、その塾がこれまでに出した実績や指導力が重要なポイントとなります。
また、単価が高く収益性は良いですが、受験期の1~2年しか通わないことが多いため、収益を安定させる難易度は高いといえるでしょう。
映像授業塾は初期費用・ランニングコストが低い
映像授業塾は、インターネットを通じて配信される映像授業を主軸とした塾で、以下のような特徴があります。
- 生徒が自分のペースで学習できる
- 時間や場所にとらわれず、授業を何度でも見返すことができる
- 忙しい生徒や、自分のペースでじっくり学習したい生徒に向いている
- 講師の質に左右されにくい
授業に使用する映像は、著名な講師や一流の指導者が制作することが多く、生徒は全国どこにいても同じクオリティの授業を受けられます。
さらに、教室の運営がシンプルで、少人数でも対応しやすいため、運営者側にとってもコスト面でのメリットがあります。
補習塾FCのおすすめオススメ3選|安定性の高さが魅力

学習塾フランチャイズには種類があることを解説してきました。
ここでは、安定性の高さが魅力の補習塾FCのおすすめ3選に対し、概要やおすすめな人、ロイヤリティなどについて紹介していきます。
1. トライプラス|圧倒的ブランド力で低リスク
個別指導塾「トライプラス」は、「家庭教師のトライ」「個別教室トライ」が培ってきた指導ノウハウをもとに展開する個別指導塾です。
同フランチャイズの特徴は、以下のものがあります。
- 「家庭教師のトライ」という全国的に認知されているブランド力
- 抜群の知名度とブランド力で新規開業時でも集客において有利
- 保護者や生徒にとって高品質な教育を提供する存在として確立されている
- 33万人を超える登録講師の中から採用が可能
- 有名求人サイトへの掲載料は本部が負担してくれる
- 個別指導+理解度に合わせて学習をナビゲートするAI学習プログラムを採用
- 単元別のチェックリストで定着度を確認しながら、効率よく復習して成績アップ
上記のように、フランチャイズ開業者としても、ブランド力を基盤として初期の集客活動をスムーズに進めることができるのは大きなメリットです。
加えて、トライプラスでは問い合わせへの営業業務を専門のチームが代行してくれ、コールセンターへのお問い合わせから入会までの営業効率は65%と高い実績を誇ることもポイントです。
このように、圧倒的なブランド力で開業から集客が期待でき、講師の採用や営業代行などをサポートしてもらえるため、オーナーは安心して塾の運営に集中することができるでしょう。
2. 個別指導アクシス|生徒20名までロイヤリティ無料
個別指導アクシスは、全国47都道府県で展開する進学塾「能開センター」や「Axisのオンライン家庭教師」などを運営しているワオグループのノウハウを活用できる個別指導塾です。
同フランチャイズの特徴には、以下のものが挙げられます。
- 全国47都道府県に県(直営)本部を設置しエリア情報を収集
- 独自開発の学習コンテンツ
- 経営の早期安定化のために生徒20名までロイヤリティ0円
- 既存校舎を引き継げる「引継ぎプラン」
このように強力なネットワークのもと、地域の教育事情に合わせられるため、都市部以外でもフランチャイズ塾を開業できることは大きな魅力であると言えるでしょう。
サポート体制が手厚い個別指導アクシスは、地方の未経験者でも始めやすいフランチャイズ塾であると言えます。
3. 個別指導WAM|フォロー体制が充実
個別指導WAMは、株式会社エイチ・エム・グループが運営しており、全国346校舎(開校準備中63校舎)に展開している個別指導塾です。
同フランチャイズの特徴には、以下のものが挙げられます。
- 体験生徒に繋がる問合せが30名超えまで本部が集客を支援してくれる
- フォロー体制が充実
- 集客力が高いため開校初月から黒字化を目指すことが可能
- 個別指導だけではなく、オンライン学習やAI学習システムにも対応
個別指導WAMは「国公立大学至近の本部オンライン指導センター」「AI 学習システムで学習カリキュラム作成の補助」「100時間を超える本部研修(開校時の現場 OJT 研修を含む)」「パターン別の動画研修コンテンツでいつでもリマインド」「塾経験が豊富な担当からのスーパーバイジング」など、サポート体制が非常に充実しています。
また、学習システムにおいても個別指導だけではなく、オンライン学習やAI学習システムなども採用されていることから、あらゆる学習ニーズに対応できることにも注目です。
公式サイトの先輩オーナーの声にもあるように、開校前後の手厚いサポート体制によって未経験からでもスムーズに開校できるため、起業に不安を感じている人も安心してスタートしやすいといえるでしょう。
進学塾のおすすめオススメ2選|収益性の高さが魅力

ここでは、収益性の高さが魅力な進学塾のおすすめ2選について、概要やおすすめな人、ロイヤリティなどについて解説していきます。
進学塾は受験期の1~2年で通うことが多いため、新規獲得のしやすさにも注目してみましょう。
4. 武田塾|収益性と開業資金の低さが強み
武田塾は、「大学受験」まで可能な「進学塾」であり、高校生・浪人生が中心の大学受験の個別予備校です。
同フランチャイズの特徴は以下のものがあります。
- 客単価は平均月謝6万5000円で一般的な個別塾の3倍の収益が見込める
- 生徒のレベルにあった参考書をベースに個別のカリキュラムを作成
- 授業をしないで成績を上げる仕組みを確立している
- 開業資金は300万円~と低い
武田塾は開業資金が低いため、他のフランチャイズよりも始めやすいといえるでしょう。
このように、確立された教育システムと高い収益性、開業資金の面でハードルが低い学習塾フランチャイズを探している人は要チェックです。
5. 現論会|難関大専門による高単価が強み
現論会は、難関大合格特化型のパーソナルコーチング塾で、以下のような特徴があります。
- 全科目のオーダーメイド計画
- 毎週のテストについてくれば難関大学に合格できる教育システム
- 研修システムも確立されている
- 難関大専門で高単価
- 複数運営も可能
- 大学受験スキル不要でオーナーになることが可能
同フランチャイズは難関大専門であるため、高単価高収入が実現可能です。
一般的な個別指導塾の平均月謝2万円・1コマ単価は1万2千円ですが、現論会では平均月謝6万円・1コマ単価で6万円と高単価となっています。
塾経営において講師人件費は大きく変わりませんが高単価であることによって、講師原価は売り上げに対して他塾の半分の15%以下となる利益率の高さは魅力的です。
さらに、講習や追加受講の提案もないため、オーナーはマーケティングと教室運営に集中できるうえに、教室常駐のない塾運営ができることで運営負担が少なく済むことは大きなメリットであると言えるでしょう。
映像授業塾のおすすめオススメ3選|コストの低さが強み
ここでは、講師の雇用が不要、設備投資が少ないなどコストの低さが強みの映像授業塾について、概要やおすすめな人、ロイヤリティなどについて解説していきます。
映像授業塾は、場所に捉われないためターゲットとなる学生が多い地域に対して広告を出すといった工夫も意識してみましょう。
6. 河合塾マナビス|ブランド力の高さが強み
河合塾マナビスは、その名の通り予備校大手会社である河合塾グループが運営する映像授業塾です。
同フランチャイズの特徴には、以下のものが挙げられます。
- ブランド力と知名度を活かした集客力
- 河合塾グループのノウハウや受験情報を活用できる
- 映像授業を担当するのは、高い採用基準で選抜された河合塾の評判の講師
- 早送り視聴をしても、はっきり聞こえるハイクオリティな映像
- 経験豊かな河合塾の精鋭講師が作成したオリジナルテキストを使用
上記のほかに、フォロー体制も万全で「新規開校サポート」「現場力強化サポート」「入会プロモーション強化」の3本柱で支援してくれることをはじめ、開校後はSV(スーパーバイザー)が定期訪問やオンライン、電話でサポートを随時行ってくれるため非常に心強いです。
高いブランド力と、大手ならではの充実したサポート体制のもとフランチャイズ塾を開業したい人は、一見の価値ありと言えるでしょう。
7. 秀英iD予備校|映像と個別指導のハイブリッド
秀英iD予備校は、大手予備校である秀英予備校が運営するフランチャイズ塾です。
その特徴には、以下のものが挙げられます。
- 個別指導+映像授業のハイブリッド型の教育システムを採用
- 質が高く実績のある授業を映像化
- 大学生の採用や講師の力量に依存することがない
- 生徒は好きな曜日、時間帯に登録・通塾が可能
- 40年以上の教育ノウハウが詰まった秀英オリジナルテキストを使用
授業は映像で行い、校舎長(主にオーナー)は個別指導として、生徒のモチベーションアップ・進路指導、チューターによる科目指導を徹底してを行い、教育は映像授業で行うため、人的な負担が少ないこともポイントです。
映像授業であるため、理解度に合わせて進んだり戻ったりできるため、個々人のレベルに合わせられることから成果も出やすいことが見込めます。
集客においても、大手の集団授業では下位層にいながらも、大学生の個別では物足りない意識の高い子どもたちをターゲットとしており、他社との差別化が図れていることにも注目です。
オリジナルテキストを使用するため、時代の変化や現場の生徒の様子を参考にしながら、最新最良の状態を保てるため、持続的に質の高い教育を提供できます。
8. 松陰塾|ロイヤリティと人件費が不要
松陰塾は、子どもたちが自力で学べる学習システムを提供する映像授業塾で、以下のような特徴があります。
- ロイヤリティと人件費が不要
- 独自の自立学習教材「AI-Showinシステム」を使用
- 高額な設備投資が不要
- 講師の人件費が不要
フランチャイズ塾の経営において、売り上げの10~15%を本部に支払うロイヤリティに不満を持つ人もいますが、松陰塾ではロイヤリティが一切発生しません。
そのため、収益アップしたことで支払額が増加する不満もなく、頑張った分だけ収入に反映されるため高いモチベーションで働くことができるでしょう。
独自教材の「AI-Showinシステム」は「学習→採点→記録→分析」が瞬時に行えるため、塾生の成績向上はもちろんのこと、人件費の大幅な削減を実現できます。
映像授業塾であるため、高額な設備投資や講師人件費も不要などのランニングコストも抑えられることから、低コストで塾運営をしたい人に向いていると言えるでしょう。
塾フランチャイズの選び方5ポイント

学習塾フランチャイズそれぞれの種類とおすすめを紹介してきましたが、いざ選ぼうとすると迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこでは、ここでは学習塾フランチャイズの選び方の5つのポイントを解説していきます。
基準を設けることで、選定がスムーズになるのでぜひ参考にしてみてください。
ブランド力は高いか
学習塾フランチャイズを選ぶ際、ブランド力が高いことは非常に重要なポイントです。
まず、学習塾は保護者や生徒にとって、将来の進学や学力向上といった大きな期待がかかっており、塾を選ぶ際には、安心感や信頼感が非常に重要視されます。
知名度の高いブランドを持つフランチャイズ塾は、すでに多くの成功事例や実績を積み上げているため、保護者からの信頼を得やすくなるのです。
また、ブランド力のあるフランチャイズは、マーケティングや広告戦略においても優位性を持っています。すでに全国的な規模で広告や宣伝活動を展開しているため、個々のフランチャイズオーナーが自力で広告費を負担する必要が少なくなります。
ほかにも、ブランド力が高いとすでに消費者の間で認知されているため、地域で新たに開業しても、そのブランドを知っている人々が早期に興味を持ち、来塾してくれる可能性が高まります。
このように、ブランドの強さが広告や認知度の向上に直結し、地域での競争において大きなアドバンテージとなるのです。
さらに、ブランド力は教育カリキュラムや指導方法の信頼性にもつながります。大手フランチャイズでは、効果的な教育システムや指導法が綿密に設計され、長年の実績を通じて磨かれています。
ブランドによっては進学実績や成績向上のデータが公開されていることもあり、保護者はこうしたブランドが提供する教育プログラムに対して「信頼できる」「効果がある」と認識しやすいため、新規開業者でも保護者や生徒に対する説明や説得が比較的スムーズに進む可能性が高いです。
加盟金など開業資金は高すぎないか
学習塾フランチャイズの開業において、加盟金や設備費用、教材費や内装費など、開業資金が高すぎないことも要チェックです。
開業資金が高すぎると、以下のようなリスクがあります。
- 初期投資の回収が遅れ、資金繰りが厳しくなるリスクが高まる
- 加盟金以外に、内装費、そして広告費など多くの費用がかかります。
- 費用が高すぎると、開業前の段階で大きな負債を抱える
- 運転資金や予備資金の確保ができなくなる
- 投資した金額を回収するまでに長い時間がかかる
その結果、開業後すぐに利益を出せない場合、資金が尽きてしまう可能性が高まります。
特に、経営が安定するまでの初期段階では、キャッシュフローが厳しくなることが予想されるため、最初の投資を抑えることが安全な選択です。
教育業界は、安定した収益を見込めるビジネスではありますが、生徒の増加には時間がかかり、月謝収入も一定のペースでしか増えないことから、急激に利益を上げるのが難しい業界でもあることを忘れてはいけません。
また、開業資金は、つい加盟金にばかり目が行きがちですが、フランチャイズによっては加盟金が安くてもその他のサポート費用が高く、トータルの金額が高額になってしまうケースも。
参考として、トライプラスで開業する場合の開業資金の例を紹介します。
項目 | 金額(税抜) |
加盟金 | 3,000,000 |
PC、タブレット、複合機、etc | 1,000,000 |
システム費、教材費、印刷物一式 | 800,000 |
合計 | 4,800,000 |
上記は一例ですが、加盟金だけで選定してしまうと、結果として開業資金が高額となってしまう恐れがあるため、必要なものを取捨選択していくことも重要であると言えるでしょう。
開業資金が低ければ、運営に必要な資金を確保しやすく、教育の質を維持しながら安定した運営を行えるため、軌道に乗るまで余裕を持つためにも、加盟金や開業資金が高すぎないフランチャイズを選ぶようにしましょう。
サポートが充実しているか
サポートが充実していることは、教育業界に未経験の人や初めてビジネスを始める人にとって、適切な指導と経営支援が受けられるため、事業の成功に繋がりやすいです。
まず、フランチャイズの代表的なサポートは、以下のものがあります。
- 開業に必要なプロセスを細かくガイドしてくれる
- 経営ノウハウや市場の分析結果を提供
- 適切な立地選びに関するアドバイス
- 時代や地域のニーズに応じた最新情報を提供
- 定期的にカリキュラムのアップデートや教材の改良
- 経営課題に関する相談が可能
上記のようなサポートを受けることによって、常に最適な教育を提供でき、生徒や保護者の期待に応えやすくなることにも注目です。
この他にも、塾運営の運営に不可欠な講師の採用をサポートしてくれるフランチャイズもあります。
例えば、トライプラスでは33万人の登録講師の中からリソースから採用できるため、採用コストやオーナーの負担を大幅に軽減することが可能です。
学習塾の運営では、集客の伸び悩みや講師の人材確保、保護者対応など様々な問題が発生しますが、フランチャイズ本部のサポート体制が整っていると、これらの課題に対して本部からの支援を受けることができるため、適切に対処しやすくなります。
特に未経験のオーナーにとって、困った時にすぐに相談できる体制があることは大きな安心材料となるでしょう。
ロイヤリティやランニングコストが適正か
学習塾フランチャイズを選ぶ際には、塾運営の収益性や長期的な経営の安定に直結するロイヤリティやランニングコストが適正かどうかにも注目してみましょう。
- ロイヤリティ:FC本部へ収益の一部を使用料として毎月支払う費用
- ランニングコスト:教室の家賃、光熱費、教材費、スタッフの給与などの経費
ロイヤリティが過剰な負担となると、実際の利益が減少し、オーナーは収益を最大化するどころか経営が厳しくなる可能性があります。
同じく、ランニングコストにおいても適正範囲を超えて高くなると、収益を上げても維持費に取られてしまい、塾の運営が持続不可能になる可能性が高まってしまうでしょう。特に生徒数が安定しない初期段階では、コストを低く抑えることが重要です。
一方、ロイヤリティやランニングコストが適正であれば、収益が残りやすく、追加投資や教室拡大に使える余裕が生まれます。
フランチャイズへの加盟を検討する際には複数で検討し、それぞれの契約条件を詳細に確認して長期的な収益性を把握した上うえで決定しましょう。
教育内容・システムは優れているか
各フランチャイズは独自の教育カリキュラムや指導方法を持っており、競合他社との差別化や生徒の満足度向上のためには、効果的な教育システムや優れた教材が必要です。
優れた教育内容やシステムは、以下のメリットをもたらします。
- 塾の質の向上
- 生徒の学習成果や保護者の満足度アップ
- 講師の指導効率を高め、一貫した質の高い授業を提供が可能
- 他の塾との差別化が図れ、競争力が強まる
例えば、トライプラスであれば「家庭教師のトライ」「個別教室トライ」の指導ノウハウや実績を示すことができるため、集客が安定しやすく、長期的な運営にも有利となるでしょう。
このように、教育内容やシステムが優れていることは、運営する塾の質を高められる重要な要素であるため、選定の際には必ずチェックすることをおすすめします。
フランチャイズ本部に確認しておきたい質問集
フランチャイズの加盟店になる際には、公式サイトに掲載されている情報だけでは不十分である場合があります。
確認が不十分であると、いざ開業してから「こんなはずではなかった」「思っていたのと違う」など後悔してしまうことも。
そのような失敗を避けるために、ここではFC本部に確認しておきたい事項を紹介していきます。
費用に関する質問
費用に関する質問には以下のものが挙げられます。
- 保証金や研修費など、加盟金以外の初期費用は?
- ロイヤリティの計算方法と割合を教えてください。
- 月々の固定費やシステム利用料など、開業後に発生する費用はありますか?
- 損益分岐点となる生徒数や売上高の目安は?
これから開業する人のほとんどが予算に限りがあるため、発生する費用の確認は必須です。多くのフランチャイズでは加盟金に関する記載はされていますが、その他費用が不明瞭であるケースも珍しくありません。
トライプラスでは、PCやタブレット、複合機やシステム費、教材費や印刷物一式など開業資金の一例が掲載されており安心ですが、想定している規模によって金額は変動するため、上記のような質問をして発生する費用を正確に把握しておきましょう。
教育システム・教材に関する質問
続いて、教育システムや教材に関する質問例は以下の通りです。
- どのような指導方法ですか?
- 教材は提供されますか?
- 教材開発の更新頻度やアップデートはどのくらいですか?
学習塾は、生徒の成績向上や志望校への合格など成果が求められるため、提供される教育システムや教材は非常に重要です。もちろん、最新の情報を提供する必要性から、教材開発の更新頻度やアップデートがどれくらいで行われるかの確認も忘れてはいけません。
例えば、トライプラスでは個別指導に加えてタブレット学習も取り入れており、生徒のレベルに合わせたAI学習プログラムや1日5時限の学習スケジュールを実現などが可能となっています。
こうした教材は、他の学習塾との差別化にもなり、自身が描いている塾経営と方針がマッチしているかの確認にもなるのです。
サポート体制に関する質問
未経験から学習塾フランチャイズをで開業する際には、様々な不安が付きまとうものです。
以下のように、サポート体制に関する質問をしておくと契約してからも安心できるでしょう。
- 講師の研修や教育に関するサポートはありますか?
- スタッフや講師の採用支援はありますか?
- 集客のサポートはありますか?
特に、塾運営はオーナーだけでは不可能であり、スタッフや講師の採用は不可欠です。しかし、採用には求人広告を出したり、教育したりするコストが発生します。
トライプラスのように、登録講師33万人から採用支援をしてくれるフランチャイズを選ぶと「開業したけど講師がいない」「講師に欠員が出て運営が回らない」といったトラブルも発生しにくいです。
安定した経営には人材採用が重要であるため、必ず確認しておきましょう。
契約条件・制約に関する質問
契約条件や制約に関しての確認を怠ると、思わぬトラブルが発生します。
次のような質問をして、不明点がないようにしておきましょう。
- フランチャイズ契約の期間は何年ですか?
- 契約更新の条件や費用はどのようになっていますか?
- 近隣に同ブランドの他店舗が出店する可能性はありますか?
契約期間は契約を締結するフランチャイズによって異なりますが、3~5年が多く見受けられます。
「契約満期までに申し出がない場合には自動更新」「契約終了後、3年間は類似サービスでの経営は禁止」など様々な取り決めがあるため、契約締結後もしっかりと把握しておきましょう。
実績・信頼性に関する質問
「開業資金の投資を回収できなかったら」「運営が軌道に乗らなかったら」「負債を背負ってしまったら」など、開業に際してこのような不安を感じる人も多いことでしょう。
そのような場合には、以下のように実績や信頼性に関する質問をしてみましょう。
- 成功している加盟店の事例や平均的な開業期間を教えてください。
- 過去に大きなトラブルや訴訟はありましたか?
実績や開業例については、公式サイトに掲載されていることも多いですが、より自分と条件が近い例はないか聞いてみると具体的なイメージを持つことができるでしょう。
トラブルや訴訟に関しては、インターネット検索をしてみるのも方法のひとつです。
塾フランチャイズのロイヤリティや費用は?
学習塾フランチャイズ学習塾のロイヤリティは10~15%が相場となります。ただ、本部からしてもらえるサポートの多寡によりロイヤリティには変動があるため、あくまで目安と考えておくとよいでしょう。
開業費用に関しては以下のようなイメージを持っておくと良いでしょう。
加盟金 | 約300万円 |
物件の初期費用 | 約100万円 |
内外装費用 | 約100~200万円 |
システム費、教材費、印刷物一式 | 約80万円 |
PC、タブレット、複合機、etc | 約100万円 |
広告宣伝費用 | 約50万円 |
予備費 | 約50~100万円 |
合計 | 約800万円ほど |
ただ、できれば運転資金としてさらに約100~300万円を見込んでおくと安心です。
なお、開業資金に関しては、以下の記事でも解説しているため、興味がある人は確認してみてください。
フランチャイズの塾オーナーは稼げる?
これから開校する人にとって、どの程度の収入が得られるのかは非常に関心の高いものでしょう。
一般的に、学習塾フランチャイズのオーナーの年収は約300万~800万円であるといわれています。
ただし、収入は塾の規模や生徒数、立地条件や経営の効率性、地域の教育市場などによって大きく変動するため注意が必要です。
トライプラスの収支モデルでは、以下のようになっています。
月次平均生徒数 | 40人 | 70人 | 100人 |
営業利益 | 5,323,898円 | 11,815,018円 | 19,000,375円 |
フランチャイズ本部へのロイヤリティや各種税金の支払いなども忘れてはいけませんが、フランチャイズの知名度やブランド力をうまく活用したことで年収2,000万円以上を達成したオーナーもいるため、経営戦略によっては会社員よりも大幅な年収アップが見込めるでしょう。
塾起業でフランチャイズを選ぶメリット・デメリット
学習塾の起業は個人でもできますが、フランチャイズを選ぶ理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、塾起業においてフランチャイズを選ぶメリット・デメリットについて解説していきます。
最大のメリットはリスクを抑えられること
塾起業において、フランチャイズを選ぶ最大のメリットはリスクを抑えられることです。
- すでに確立されたブランドやビジネスモデルを利用できる
- 信頼性のあるブランドによって顧客に安心感を与えられる
- 初期の段階から集客がスムーズ
- 運営に関する豊富なノウハウや支援が提供される
例えば、効果的なカリキュラムやマーケティング戦略、教育の質を向上させるためのトレーニングプログラムなどが整っており、それを活用することで、ゼロから仕組みを作る必要がないためスムーズに軌道に乗せることができるでしょう。
これらブランド力やビジネスモデルを利用できることに加えて、講師の採用や営業代行など運営に必要なサポートが受けられるため、オーナーはリスクを抑えて経営に専念できます。
最大のデメリットは加盟金がかかること
多くのメリットがある一方で、塾起業においてフランチャイズを選ぶデメリットには、加盟金が発生することが挙げられるでしょう。
- フランチャイズ加盟には100万~300万円程度の加盟金が必要
- その他にも設備投資や教材費など様々な初期投資が発生する
- 個人経営では不要なロイヤリティや広告費などの継続的な支払いが発生
しかし、未経験から塾起業をする際に発生する手間やコストを考慮すると、ブランド力やノウハウを借りられるフランチャイズは、支払う費用以上のメリットが感じられるはずです。
フランチャイズで塾を開業する流れ
フランチャイズで塾を開業する一般的な流れは次の通りです。
- 問い合わせ・資料請求
- 事業説明・収支説明
- 情報収集
- お申し込み・役員面談
- 開校前トレーニング・教室建設
- 開校準備
- 教室開校
申し込みのステップまで費用は一切発生しないため、塾起業したい人は積極的に行動していきましょう。
特に、資料請求では公式サイトにも掲載されていない貴重な情報を入手できるため、今後の活動の参考にもなります。
開業するまでの流れは各フランチャイズによって異なるため、流れはきちんと把握しておきましょう。
学習塾の将来性や需要は?
学習塾を開校しようとしている人にとって、経営を続けていくためにも将来性や需要は非常に気になるものです。
特に、昨今では少子化が社会問題になっており「ターゲットになる子どもがいないのでは?」「顧客は減っていくのでは?」など不安に感じていることでしょう。
事実、塾予備校市場におけるターゲット層と呼ばれる人口は年々減り続けています。
しかし、ターゲット層の人口は減少しているものの、学習塾・予備校の市場規模は年々増加傾向にあり、株式会社成学社が公表している「学習塾の現状と今後」には以下の理由が挙げられています。
- 従来:一家に子ども2人で母親は専業主婦の家族が多かった
- 現代:祖父母と同居する家族が家庭も多く、母親が就業しているケースも多い
これは、ターゲット人口は減少しているものの、子どもの学習にかけられる費用が増加していることを指しています。
他にも以下の要因によって市場規模が拡大しています。
- 中学校主要科目の授業時間数が増加
- 私立・国立中学を受験する学生が増えている
- オンライン授業やデジタル教材の普及で多くの生徒にアプローチが可能になった
もちろん、開校して成功するためには戦略を適切に立てる必要はありますが、このような社会情勢は今後すぐに変わることはないと予測できるため、学習塾の将来性や需要は高いといえるでしょう。
大手フランチャイズ塾「トライプラス」の成功事例
ここでは、フランチャイズ塾の中でも大手を誇る「トライプラス」で、会社員から教室長になったオーナーの成功事例を紹介します。
【独立・起業のきっかけは?】
「働き方を変えたい」これが大きなきっかけでしたね。会社員時代は、睡眠時間を削って朝から晩まで働き詰めで、給料もなかなか上がらず、早くこの状況から脱したいと思っていました。
友人が何人か独立していることもあり、いつかは自分も独立したいという想いがあったのですが、"何で・どうやって"までは決まっていなかったんです。そんな矢先に子供が生まれたのですが給料も上がらないまま、このままだと生活も、家族との時間も確保できず、将来のビジョンが描けないなという危機感を持ったのが独立の契機でしたね。
【なぜトライプラスで独立を?】
集団塾が全盛の時代に、個別学習塾の立ち上げに関する本を読んだことがきっかけでこの業界に興味を持ちました。どうせやるなら、社会貢献や人の役に立つ仕事をしたいという想いもありましたね。
個別指導塾にも色々な種類がありましたが、私がポイントにしていたのはネームバリューです。あとは既存の教室が少なくエリアを選べること。その点で「トライプラス」は「家庭教師のトライ」という、どんな世代の方でも一度は聞いたことのある絶対的なネームバリューがありましたし、個別指導塾を開始したばかりで教室がまだ少なかったことが希望と合致しました。
トライプラスを含め、5~6社は事業説明会に参加しましたが、資料を取り寄せてから、最初に連絡をくれたことや、ビジネスの「良い面・悪い面」を偽りなく話してくれた担当の方の、誠実な対応も加盟への決め手になりましたね。
上記のインタビューに回答しているオーナーの前職は、建築設計事務所で設計や許可申請業務に従事していた会社員。
学習塾のノウハウもない未経験から開校していますが、トライプラスの知名度やブランド力、充実したサポートによって成功を収めています。
本記事でもしたように、少子化にもかかわらず学習塾・予備校の市場規模は拡大しており、フランチャイズのノウハウや教材を活用すれば誰にでもチャンスがあると言えるでしょう。
興味がある人は、ぜひお問い合わせくだ下さい。

